出産祝いは生後7日目から1カ月ぐらいまでが一般的です。お七夜・お宮参りが目安となっているからです。とは言え、それほど厳密な決まりごとではないので、誕生の半年以内程度であれば出産祝いで問題ありません。お子様が生まれる前から、お祝いを渡してしまう人もおりますが、出産は命がけで行うものです。
日本の医療は発達していますが、死産などのケースもあります。生まれる前にお渡ししたお祝いの品が、後で悲しみにくれる人を更に傷つけてしまう事もあります。どんなに親しい関係であっても、お子様が生れる前から出産祝いは非常識です。出産のお祝いに関しては配送でも失礼ではありません。
病院やご自宅に御伺いして渡すのもよいですが、まだ母子の体調が優れない場合もありますし、自分の体調が悪い場合には赤ちゃんに悪影響を与えてしまいます。お祝いを持参する場合は、相手の体調や都合を聞いて、必要以上に長居をしない事がエチケットです。出産祝いは実用的な物が喜ばれますが、事前の相談なしにベビーベッドや大きな滑り台などを贈っても部屋の場所をとってしまい逆に迷惑になるケースもあります。相手の立場にたって、本当に必要なもの、喜ばれるものを選ぶことが大切です。
成長の早い赤ちゃんが長く使用できるような大きめのベビー服や、成長を記録できるアルバムや写真立てなどのメモリアルグッズが人気です。お相手が何にでも使用できる商品券なども喜ばれます。出産祝いの相場は友人知人なら5千円〰1万円程度が一般的です。高価過ぎても相手の負担になってしまいますので、相手と自分の関係を考えて相場にあった適切な商品を選ぶのもポイントです。